政治学って何ですか?

キーワード

  • 政治
  • 行政
  • 自治
  • フィールドワーク
  • 政治史
  • 政治思想・理論
  • 個人と社会
  • リベラリズム
  • 都市問題
  • まちづくり
  • 市民社会と政治参加
  • ジェンダー
  • コミュニティ
  • メディア

暮らしのあらゆる場面に存在する問題のメカニズムを解明し、問題解決・処理のための方策を探究する学問が政治学です。
本学科では屈指のレベルの多彩な教員を擁し、「理論・歴史・思想」と「政策・都市・行政」に亘る現代政治学の諸分野を網羅した多彩な科目が開設されています。伝統的な政治学を超えて、いま実社会で起きている具体的な政治問題にも取り組み、問題解決力、実践力を育みます。

政治学科の学びの特色 こんな授業をしています。宮﨑 伸光教授 / 自治体学(自治行政論・地域政治論)

 政治学は、哲学に次いで最も古い学問と言われます。それは人の本性に根ざすからです。人はひとりでは生きられないので、ルールを決め、お互いが欲望を持ちながらも折り合いをつけて社会的生活を営みます。そうした人間社会を観察し、ときにそれを突き放して洞察し、さまざまな価値観の中で、どのようにルールを決め、社会をまとめていくかを考える学問が政治学です。
 法政大学の政治学科は、理論から実践知に至るまで専門領域の幅広さでは日本でも屈指の多彩な教授陣を擁しています。私の担当する自治体論では、諸政策に通底する価値観と制度を重視し、その深い理解を目指します。ゼミナールでは図書館実習などを通じて情報収集の基礎を学ぶほか、春には120秒スピーチ、秋には論文作成、等々を通じて口頭ないし文章による報告技術も磨きます。また自治体政策に住民の意見を取り入れる手法として実際に用いられているワークショップなどにより、問題の発見に始まる政策づくりを実際に体験します。もやもやとしたものの中から問題を形にしてゆく醍醐味を感じてほしいと思っています。
 模擬授業で出会う高校生や新入生などの多くは「自分のしたいことが見つからない」と言います。しかしそれは普通のことで、むしろやりたいことが見つかっている学生が幸運なのです。ほとんどの学生は、自身の進む将来に関して漠然とした指針しか持ち合わせていません。では、自分のやりたいことを見つけるにはどうしたら良いか。私は「面白がっている人を見てごらん」とアドバイスします。

我を忘れている人を我を忘れずに観察する。楽しそうに物事に取り組んでいる人の「何がそんなに面白いんだろうか」と考えてみる。ヒントは、きっとそこにあります。まず政治学科の教員を見るだけでも面白いはずです。大学にはいろいろな人がいて多様な価値観が溢れています。
 都心で学ぶという経験、自身が生まれ育った地域社会を見つめなおすこと、あるいはフィールドワークで見て感じたこと等々、政治学科で得たものをいずれ何らかのカタチで社会に還元してくれることを期待して政治学科の教員は授業の工夫を進めています。

活躍する在校生
法政大学の学びを社会に活かし
活躍する学生たち

政治学とバスケットボール
どちらも大きな充実感

中学から数えてほぼ10年間バスケットボールを続けて来ました。大学生になってからも週に6日、2~3時間練習を重ね、関東大学選手権で勝ち上がることを目標に頑張って来ました。団体競技の中でもハードなバスケットを大学まで続けられた幸運に感謝するとともに、皆で乗り越えて来た充実感と達成感は、どんな経験にも勝ると思っています。やりたいことをできるのが大学生の特権だと感じました。
一方で体育会なのを言い訳にしたくなかったので、勉学にも励みました。政治学科は自分の興味がある他学部の授業が取れるのも魅力でした。社会に存在する答えのない問題に対して自分の意見を伝えられるようになりたいと思い、学びながら自分のなかに、答えを導くための幾つもの判断材料を増やすことを心がけました。

活躍する卒業生
法政大学を卒業して
社会をリードしている卒業生たち

自治体行政を学ぶゼミで
培った感覚が今に活きる

さいたま市役所に入庁後、2つ部署での勤務と総務省での研修派遣を経験した後、現在は財政局財政部財政課にて勤務しています。財政課は、市の予算や決算など市の財政に直結する仕事を行う部署です。その部署で私は、主に地方交付税に関わる仕事を担当し、国や県とも情報交換を行いながら、日々業務を進めています。財政課のメインの仕事である予算の編成では、市としてどのような事業を進めていくかを課全体で議論し、予算編成が終了したときに感じる達成感は格別です。
大学3年生の時に公共政策インターンシップ(※)という授業を受講し、自治体へのインターンシップを経験しました。また、自治行政のゼミでもフィールドワークなどで多くを学び、自治体で働くための基礎が育まれたと思います。
※2017年度以降廃止

教授陣[専任教員と研究テーマ]

  • 山本 卓 教授
    政治社会学
  • 宮﨑 伸光 教授
    自治行政論・地域政治論
  • 細井 保 教授
    政治体制論・政治構造論
  • 廣瀬 克哉 教授
    行政学・公共政策学
  • 名和田 是彦 教授
    公共哲学・コミュニティ論
  • 塚本 元 教授
    中国近代政治外交史・現代台湾政治
  • 中野 勝郎 教授
    アメリカ政治史・政治思想史
  • 鈴木 良則 教授
    体育方法学
  • 杉田 敦 教授
    政治理論
  • 山口 二郎 教授
    政治過程論
  • 水野 和夫 教授
    現代日本経済論、グローバル経済論
  • 杉崎 和久 教授
    都市計画、市民参加手法
  • 木村 正俊 教授
    国際政治学、現代中東政治
  • 伊藤 マモル 教授
    スポーツ医学・
    コンディショニング
  • 明日川 融 教授
    日本政治外交史
  • 衛藤 幹子 教授
    フェミニスト政治学
  • KRAVTSEVICH ANDREY 教授
    日本経済・日露関係論
  • 犬塚 元 教授
    政治学史・政治思想史

学びと特色のある科目

政治学科での学び
政治学科では2年次から演習があります。ここでは、少人数制により専門的なテーマを深く学習します。政治学科に設置される科目は、「理論・歴史・思想」科目群と「政策・都市・行政」科目群に大別されます。現代政治を歴史のなかに位置づけて理解し、求めるべき価値を探るための科目群と、現代社会の諸課題に挑み、これらの価値を政策・制度として具体化するための科目群の双方が配置されています。
「政治学の基礎概念Ⅰ」
毎回、政治を理解するための基礎概念を取り上げ、政治に関する基礎知識を学び、かつ政治学の方法の習得を目指す1年次の必修科目です。政治学科の専任教員を中心にそれぞれの専門分野のテーマで講義を行います。政治思想、政治史、行政・都市問題、国際政治、情報・文化など政治が扱う様々な領域について最先端の授業が受講できます。
「現代メディア論」
この科目ではメディア、特に新聞の役割を実践的に考えます。新聞記者などに報道現場体験を交えて現状と課題を講義してもらいます。報道の自由と人権とのかかわりや、急進展するネットメディアなども重要なテーマです。
「政治学入門演習」
政治学の入門科目として1 年生を対象に少人数クラスで行われます。教員の指導の下、政治学や政治に関する文献を読み、文献やその他の資料に基づき自己の意見を論理的に表明し、ほかの人の議論を理解し、レポートを書きます。政治学への入門だけでなく大学生としての基本的な能力を身につけることができます。